ここではイラストレータで作成した図形をBlenderで立体化する方法を紹介します。
思っていたよりも手間がかかります・・・。
イラストレータでの作業
今回はイラストレータで作った、次のような図形を立体化することにします。このイラストは星型の図形ツールで書いただけのものです。
まずはイラストレータで作成したパスをアウトライン化します。アウトライン化することで「太さを持った線」が「パスで囲まれた領域」に変換されます。
アウトライン化するにはメニューバーの「オブジェクト」から「パス/パスのアウトライン化」を選択します。先の内側と外側にもパスが設定されているのが分かりますね。
アウトライン化できたらSVG形式で保存します。「名前をつけて保存」でフォーマットにSVGを指定して保存してください。
写真をアウトライン化したい場合
イラレで線画を描くのではなく、写真やすでにあるイラストをパスに変換して使いたい場合には、次の記事が参考になりました。
liginc.co.jp
Blenderでの作業
ここではBlender2.8を使って説明しますが、基本的にBlender2.7以前でも同じだと思います。
保存したSVGファイルをBlenderに読み込みます。メニューバーの「ファイル」から「インポート/scalable vector graphic(.svg)」をクリックして、ファイルを選択します。
読み込んだ図形はパスのままで扱いにくいため、メッシュに変換します。オブジェクトモードで図形を選択した状態で、「オブジェクト」→「変換」→「カーブ/メタ/サーフェイス/テキストからメッシュ(Alt+C)」を選択してパスをメッシュ化します。
これでイラストレータで作成した図形が、通常のメッシュとして扱えるようになりました。あとは頂点の押し出し(E)などを使って立体にすれば完成です。