プリン・ア・ラ・モードじゃないですよ、プリン・ア・ラートです。プリン・ア・ラ・モードを知らないという人のために解説すると、プリンのまわりにフルーツとか生クリームとかさくらんぼとか全部のせしたスイーツのことです。
いいですね、プリン。いいですね、生クリーム。ただ、今回のプリン・ア・ラートとは全然全く何の関係もありません。
で、プリン・ア・ラートとは何かというと・・・
プリンって冷蔵庫に入れておくといつの間にか消えているじゃないですか。そりゃあ、冷蔵庫に8万個ぐらいプリンが入ってたら別に1つくらい消えてもいいですよ。でも1個しかないプリンが消えるんです。これは事故じゃなくて事件ですよ、悪い奴らは全員逮捕ですよ。
プリンラバーとしてプリンがみすみす目の前から消えていくのを黙っている訳にはいきません。ほら、地球の森林と同じですよ。誰かが何とかしなくちゃいけないんです。砂漠になってからでは遅いんですよ。
そういうわけで、プリンが消えてしまう前にアラートを鳴らしてくれるシステムを作りました。その名前がプリン・ア・ラート。こんな感じで動きます。
プリンにスプーンを差し込んだ瞬間に、それを検知してアラートを鳴らします。このシステムさえあれば一斉検挙、一網打尽ですよ。
「いまポッケに隠したものを出しなさい、この液をかけて青色に変わったらプリンだからね」
「・・・」
「ほら、青色に変わった。(ドヤ顔で)じゃあプリン所持の容疑で現行犯逮捕するよ」
なんて会話が年末ぐらいに放送されるかもしれません。
プリン・ア・ラートの作り方
プリン・ア・ラートはArduinoと抵抗、スプーン、あと美味しいプリンがあれば簡単に作ることが出来ます。
基本的な技術はこちらで紹介した静電式タッチセンサです。
タッチセンサの先端をプリンに指しておくと、スプーンが差し込まれたタイミングで「タッチセンサ」→「プリン」→「スプーン」→「犯人」というパスでキャパシタが生成されて、タッチが検出されます。
タッチが検出されたタイミングでArduinoからMacへシリアル通信でデータを送信しています。受け側はUnityです。Processingでも良いのですが、mp4ファイルの再生ができなかったので・・・ArduinoとUnityの通信についてはこちらの記事に書きました。
動画の再生にはUnity 5.6で提供されているVideoPlayerを使っています。エヴァ風のアラート画像はこちらからお借りしました。
私の場合、消えたのはプリンでしたが、どうやら世の中にはチーズが消える人もいるようです。