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【Blender】モデルを法線方向に広げる方法

3Dプリンタで細いラインなどを印刷する場合、そのままだと強度が弱く、印刷に失敗することもよくあります。そこで、モデルの底面を少しだけ広げて、断面図が台形になるようにすると綺麗に印刷できるようになります。

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この記事では、Blenderを使って3Dモデルの裾を法線方向に広げる方法を紹介します。

使用するサンプル

ここでは次のような文字の3Dモデルを使って説明します。追加のメニューから「テキスト」で文字の3Dモデルを作成し、ジオメトリ→押し出しで高さをつけています。最後に画面上の「オブジェクト」→「変換」から「カーブ/メタ/サーフェス/テキストからメッシュ」でメッシュに変換しました。

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裾を法線方向に広げる

まずはモデルの底面の頂点をすべて選択します。横から視点にして、透過状態で選択すると選択しやすいです。

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底面の頂点を全て選択したら次のような状態になりました。

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ここでAlt+Sキーを押してからマウスを動かすと、頂点が法線方向に移動します。

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底面は少し下に移動してしまうので、これは消しておきます。

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これで次のように裾が法線方向に広がったモデルを作ることができました。

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オススメ3Dプリンタ

光造形式で0.03mm程度の細さのディテールまで再現できて、しかもお値段が5万円ちょい!材料のレジンが少し高いのがネック。