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【Blender】Moduler Treeを使って10分で木を作る

Blenderで木を作る場合、Sapling Tree Genという標準Addonがありますが、設定が必要なパラメータが多く、設定パネルを一度閉じると再調整できないなどの問題があり、使いにくいのが現状です。そこで、この記事ではModuler TreeというAddonを使って手軽に木を作る方法を紹介します。

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Moduler Treeのインストール

まずはModulerTreeのアドオンを次のサイトからzip形式でダウンロードして下さい。
github.com

「Code」→「Download Zip」でModuler Treeのアドオンをダウンロードできます。
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次に今ダウンロードしたModuler TreeをBlenderにインストールします。Blenderを開き、メニューバーから「編集」→「Preferences」を選択してパネルを開いて下さい。

パネルの左カラムから「アドオン」を選択して、右上の「インストール」ボタンをクリックして、先ほどダウンロードしたModuler Treeのzipファイルを選択して下さい。

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これでModuler TreeのアドオンがBlenderにインストールできました。

幹と枝を作る

Moduler Treeのアドオンがインストールできたので、次は木の幹と枝を作っていきます。Moduler Treeではシェーダと同じようにノードをつないで木を作成します。

そこで、まずはエディタータイプを「Mtree Node Tree」に切り替えます。
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Moduler Tree Nodeのエディタに切り替わったら、まずは画面上部の「新規」をクリックして下さい。
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次に「Shift+A」→「ノード」を選択して、次の3つのノードを作成して下さい。

  • Tree Parameters
  • Trunk Node
  • Branch Node

また、「Trunk Node」と「Branch Node」を接続しておいて下さい。Trunk Nodeは幹のパラメータ、Branch Nodeは枝のパラメータを制御するノードです。

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Tree Parametersノードの「Create Tree」ボタンを押すと、「Trunk Node」と「Branch Node」で設定した値を元にして、3Dエディタ上に木のモデルが生成されます。

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木の形や枝の付き方を変えたいときは「Trunk Node」と「Branch Node」のパラメータを設定した上で「Tree Parameter」の「Update Tree」ボタンをクリックします。「Tree parameters」ノードの「auto update」にチェックを入れておくと、「Trunk Node」と「Branch Node」のパラメータがリアルタイムで3Dエディタに反映されます。

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作成した幹と枝の色は、マテリアルを作ることで設定できます。枝のオブジェクトを選択した状態で右側のマテリアルタブから「新規」をクリックして、「ベースカラー」に幹と枝の色を指定して下さい。
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オススメ画面設定

Moduler Treeを使うときは、次のように2画面に分割して、一方を3Dエディタ、もう一方をModuler Treeのノードエディタにしておくと便利ですよ!
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Images as Planesを使って葉を作る

次に木に葉を茂らせましょう。枝に葉をつけるには、まず葉の板ポリを用意して、Moduler Treeで作成した板ポリを指定します。葉っぱのテクスチャには次のものを使いました。

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葉のテクスチャはアルファを含むので、Blender側で透過処理が必要になります。この設定をShadingノードで行うのは手間なので、ここでは「Image as Planes」のアドオンを使います。

メニューバーから「編集」→「プリファレンス」を開き、アドオンの項目から「Images as Planes」を探してチェックを入れて下さい。
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次に板ポリを作ります。メニューバーから「ファイル」→「インポート」→「Images as Planes」を選択して、葉のテクスチャを選択して下さい。
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枝に葉をつける

作成した葉の板ポリを枝に設定します。Moduler Treeのノードエディタで「Tree Parameter」の「Create Leafs」にチェックを入れ、「leaf:」の欄に先程作成した板ポリの葉っぱを指定します。葉っぱは枝に対して生成されるため、ある程度枝の本数は増やしておいたほうが良いでしょう。枝の本数は「Branch Node」の「split_proba」で指定できます。
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これで木が生成できました。Moduler Treeのアドオンには調整可能な様々なパラメータが用意されているので、作りたい木のイメージになるように変更してみて下さい。
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まとめ

この記事ではModuler Treeのアドオンを使って木を作る方法を紹介しました。Blenderでは木を作るアドオンがいくつか用意されていますが、Moduler Treeは比較的簡単に使えて便利なアドオンだと思います。

Visual Studio 2019でEmacsのカーソル移動

Visual Studio 2019でカーソル移動だけをEmacsキーバインドにする方法を紹介します。Visual Studio に Emacsキーバインドのプラグインを入れたものの、コピペとか保存のショートカットまで上書きされて使いにくい、という人向けの記事です!

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ctrlとcpas lockを入れ替える

昔はレジストリを書き換えるしか方法が無かったようですが、最近はCtrl2Capというマイクロソフト公式のツールが提供されているので、これを利用します。

次のサイトからCtrl2Capをダウンロードしてください。
docs.microsoft.com

ダウンロードできたら、適当なフォルダに解凍してください。インストール方法が少し変わっていて、コマンドプロンプトを使う必要があります。
画面下[ ここに入力して検索]に「cmd」と入力し、表示されたコマンドプロンプトのアイコンを右クリックし「管理者として実行」を選択してください。

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コマンドプロンプトが開いたら、上でCtrl2Capを解凍したフォルダに移動し、次ののコマンドを実行してください。

ctrl2cap.exe /install

あとはPCを再起動すればCtrlキーとCaps Lockキーが入れ替わります。

Visual Studioのカーソル移動をEmacs風にする

Visual Studioのキーバインドを変更するにはメニューバーから「ツール」→「オプション」を選択します。

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開いたオプションウインドウの左カラムから「環境」→「キーボード」を選択します。キーバインドを変更するには右カラムでコマンドを選択し、それに対応するショートカットキーを入力します。

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まずは「Ctrl+B」でカーソルを1文字左移動するように設定してみましょう。「以下の文字列を含むコマンドを表示」の欄に「移動」と入力し、表示されるコマンドのなかから「編集.左に1文字移動」を選択してください。次にショートカット欄で「Ctrl+B」と入力して、割り当てボタンをクリックしてください。

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上の画像で「現在使用されているショートカット」の欄に「ビルド.選択範囲のビルド」のコマンドが入っていますね。1つのショートカットに2つのコマンドは割り当てられないので、こちらのコマンドのショートカットは外しておく必要があります。

そこで、「以下の文字列を含むコマンドを表示」の欄に「選択範囲のビルド」と入力して、「選択したコマンドへのショートカット」の「削除」をクリックしてください。

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同様の手順で次のEmacsコマンドとショートカットを指定すれば、Visual Studio 2019でもEmacs風のカーソル移動が出来るようになります。

コマンド名 ショートカット 削除するコマンド
編集.左に1文字移動 Ctrl+B ビルド選択範囲のビルド
編集.右に1文字移動 Ctrl+F なし
編集.行頭に移動 Ctrl+A なし
編集.行末に移動 Ctrl+E InteractiveConsole.ExecuteInInteractive
編集.1行下へ Ctrl+N 新規ファイル作成
編集.1行上へ Ctrl+P プリント
編集.削除 Ctrl+D

まとめ

Visual Studio 2019でカーソル移動だけをEmacs風キーバインドにする方法を紹介しました。Emacs用のプラグインを入れるよりも自由にコントロールできるので便利です。

ProcreateでPhotoshopブラシを使う方法

Procreate 5からPhotshopのブラシをインポートして使えるようになりました。ここでは、Macに保存したPhotoshopブラシをAir DropをでiPadに渡してProcreateで使えるようにする方法を紹介します。

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Photoshopブラシをダウンロードする

まずは使いたいPhotoshopのブラシをMacでダウンロードします。Photoshopのブラシは下記のサイトなどからダウンロードできます。ブラシのの拡張子は「.abr」です
photoshopvip.net

AirDropでブラシを送る

ダウンロードしたPhotoshopのブラシをAirDropでiPadに送ります。このときiPadではProcreateのアプリを起動しておいてください
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ProcreateでPhotoshopのブラシを受け取る

Macからブラシが送られてくるので「受け付ける」をタップしてください。すると、自動的にProcreateにPhotoshopのブラシが読み込まれます。
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Procreateの上部のブラシツールをタップしてください。いまMacから送ったPhotoshopのブラシがインポートされていることが確認できます。
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PhotoshoのブラシをProcreateで使えるようにする方法は以上です!